子どもの話を聴く3

聴き上手になると、
イライラしなくなるし小言は必要ないということがわかってきます。
親子間の論争がなくなる。

話を聴くことは、単に情報を得るという以上に、
子どもの立場に立ってみたり、観察の積み重ねがあることで、
子どもを一人の個性的な人間としてとらえ直すことにつながっています。

大人と違って子どもの成長は早く、
どんどんバージョンアップしていくわけですが、
「聴く」習慣によって子どもの最新の状態を常にキャッチし続けられると
いつも最も新しいその子の個性の表現についていくことができます。

結果、意欲や興味を持ちやすい対象やタイミングがわかり、
親が交渉したいような物事も伝わりやすくなり、
「これから起こりそうなこと」の予測もつきやすく、
対処が早くできるので、親子間の利害のぶつかり合いも最小限で済みます。

親子間でもそうですが、
論争とは、相手を理解する前に自分の主張を理解させようとすることから起こります。

有名な7つの習慣でも、
「理解してから理解される」の大事さが説かれてましたよね!

親子間も全く同じ。
先に理解すれば、小言も論争も出番がなくなります。
むしろ小言、命令、脅し、さぐり、こういう言葉って
相手に届かないばかりか、信頼関係を壊すもとになる。
立場を変えたら誰でもわかると思います。

良かれと思って親がわざわざ言葉を選んで言ってあげているような 指摘や助言も、
タイミングが合わなければ(ほとんど合ってませんよね)
悲しいほどに効果はなく、うっとうしがられるだけです。

もちろん、
絶対に言わなきゃいけないことだってありますが、
それすら、日頃の信頼関係があやふやだったり、伝わりやすい表現でなければ
まったく通じない可能性だってあるわけです。

話が通じないストレス、
利害がぶつかった時の争いのストレスはお互いにとって大きく、 消耗します。
それがさっぱりなくなるって、考えてみたらどうでしょうか?
聴き上手はストレスフリーなんです。
もっと子育てが楽になって、
子どもの個性を新鮮な感動とともに味わえるようになりますよ。

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